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#廃棄0プロジェクト #廃棄0プロジェクト

ブランド品宅配買取サービスを運営する
「ブランディア」様と金沢文化服装学院が夢のコラボ!!

今回、ブランド品宅配買取サービス「ブランディア」を運営する株式会社デファクトスタンダード様に廃棄衣料を無償提供いただき、「ブランディア×金沢文化服装学院コラボ#廃棄0プロジェクト」を9月11日(金)より開始致しました。

本校ファッションビジネス科2年生14名が、現役スタイリスト南拓子さんが講師を務める「スタイリストワーク」という授業を通して、大量に廃棄される古着の行方を調べ、今現在アパレルが抱える過剰生産、廃棄、ごみ問題といった課題点を、社会問題として考えていくきっかけとなるようなものづくりに挑戦!最終的には、提供いただいた衣料品を活用して非日常的なドレスを7作品制作し、ムービーを制作します!

今回このプロジェクトは12月までの間に6つのステップを踏みながら進めていきます!

プロジェクトステップ


リサーチ

まず、このプロジェクトの課題である衣料廃棄、過剰生産について、アパレル業界が抱える問題点を学生たちが調べ上げるところからスタートしました。スタイリストワークの初回授業では、1人ずつ調べてきた内容を発表。その内容をもとに講師の南さんをふまえてディスカッションを行いました。
今後このプロジェクトでキーワードとなるのが、持続可能な開発目標「SDGs」。
SDGsが掲げる“2030年までに達成すべき17の目標”がドレス制作のテーマとなっていきます。

そして、今回お世話になるブランディアのご担当者様と初顔合わせとしてオンラインミーティングを行いました。ブランディア様が廃棄0に向けてどんな取り組みをしているのか、業務内容などをお話しいただき、学生たちからは普段目にするテレビCMについてや新型コロナウイルスでの影響などはあったのかなど、ここでしか聞けないような話をたくさん聞いていました。

14人が14通りの問題点、課題点を出し、今後の展望について話し合うことでこれからのこのプロジェクトでの大きな一歩を踏み出すことができました。


テーマ・チーム決め

ブランディア様からご提供いただいた衣料品を活用して非日常的なドレスを2人1組1作品、合計7作品制作します。
今回、学生たちはこのプロジェクトで制作するドレスの全体の大テーマは
「明日私たちが生きる責任~Thinking in Fashion」
これは、「今日の一人ひとりの行動1つで、明日はいくらでも変えられる。服飾学生である私たちが、洋服を介して社会問題と向き合っていく。」という彼らの想いが込められています。
7作品それぞれの中テーマとして、SDGsが掲げる“2030年までに達成すべき17の目標”から7つの目標を選びだしました。「大量生産大量廃棄」「貧困」「ジェンダー」「海」「焼却」「陸」「人間」
ひとつひとつの問題点を学生なりに解釈し、その思いをドレスを通して届けていきます。


材料準備

ブランディア様からたくさんの衣料品・アクセサリーをいただきました。その数なんと472点!
すべての衣料品に目を通し実際に触れ、どのチームがどの衣料品を使っていくのか全員で話し合いながらドレスの材料となるものを選定していきます。
今回購入するものは糸のみで、いただいた衣料品をフルに活用して制作を行います!


デザイン決め

7つのテーマに沿ったデザインを決めていきます。
それぞれのチームがテーマから考えられる具体的な問題点、課題、そこからストーリーを考えだし、デザインに落とし込んでいきました。
講師の南さんや、本校制作指導の教員に見てもらいながら、より良いデザインを作り上げていきます。


リメイク制作

10月中旬からドレスの制作がスタートしました。
それぞれが決めたテーマごとでの完成イメージを形にするため、丁寧に、時には大胆にリメイクを行っていきます。
各チーム以下のようなイメージでドレスの制作を進めました。

「大量生産大量廃棄」
大量に生産されている服と、作りすぎが原因で大量に廃棄されている服を表現したドレスを制作します。

「海」
見えている海と見えていない、見なければいけない海の現状を表現したドレスを制作します。

「貧困」
いつ誰に訪れてもおかしくない、日常から貧困への崩落を表現します。

「ジェンダー」
性差に囚われない、好きな物を好きだと言える自由なあり方をドレスで表現します。

「焼却」
大量廃棄によって燃やされた服の煙で地球温暖化が進行している現状を表現したドレスを制作します。

「陸」
砂漠化や森林破壊によって森の動物や植物が失われている現状をドレスで表現します。

「人間」
私たち人間の取り組み次第で未来が変わることを表現したドレスを制作します。


動画制作

学生自ら選定したモデルにヘアメイクを施し、完成したドレスを着用して金沢の街を舞台に撮影をしました。ムービーは絵コンテの作成から撮影、編集まですべて学生が行い、7つの動画が完成しました。

北國新聞、北陸中日新聞にて、今回のプロジェクトについて掲載されました!


新聞記事をクリックで拡大表示します
「北國新聞」2020(令和2)年9月26日(土曜日)掲載
「北陸中日新聞」2020(令和2)年9月26日(土曜日)掲載

このプロジェクトについての進捗は本校、ブランディア様のSNSや特設サイトでも随時紹介していきます!

金沢文化服装学院公式twitter

ブランディア公式twitter

「廃棄0」プロジェクト

特設サイト

その他金沢文化服装学院での #廃棄0 の取り組み

POP UP SHOP

古着を活用した3つのブランドのPOP UP SHOP
(2020年度ファッションビジネス科2年生)

10月27日(火)~11月3日(火・祝)本校竪町校舎1階HARMONIE labにて、古着のリメイクを商材とする「COELL(コエル)」「Buddy(バディ)」「矜持(きょうじ)」の3ショップをオープンします!
着なくなった古着、使わなくなった生地を活用して学生たち自身でリメイク服を制作し販売します。

COELL(コエル)

黒には【全てを包み込む】、白には【始まり】、という意味があります。私たちは新型コロナウイルスの影響により暗くなってしまったこの世の中をファッションの力で明るくできないかと考え、今を受け入れ、乗り越える 新しい時代を、共に~をコンセプトにした白黒2色のリメイクアパレルのみを展開するショップ『COELL』の立ち上げに至りました。

Buddy(バディ)

Buddy(バディ)とは相棒という意味です。私たちBuddyは"お店と商品、商品とお客様、お客様とお店が、ファッションを介して良き相棒となる"そんな想いの込もった古着リメイクシャツ専門店です。皆様にとって長く付き合える一着を是非当店で見つけて下さい!

矜恃(きょうじ)

皆さんご存知の通り、かつて、自分の人生を確固たる信念も以て力強く歩んでいった傾奇者と呼ばれる人たちがいました。私たちは「現代の傾奇者」をコンセプトに、リメイク着物専門店【矜恃(きょうじ)】を立ち上げます。当店の、傾き、尖った服を身にまとい、新しい人生の一歩を踏み出しましょう!

DEEP KANAZAWA

着物を活用してスタイリングを手掛けた
「DEEP KANAZAWA」
(2020年度ファッションビジネス科2年生)

地元石川に根付き今年で創業73年を迎える丸六株式会社様より、使用しなくなった着物を無償でご提供いただきました。その着物を活用して、今年度前期「スタイリストワーク」の授業内では、「DEEP KANAZAWA」をテーマに着物を日常服として洋服と組み合わせ、金沢の街に溶け込むようなスタイリングを手がけ、冊子を制作。ファッションショーとしても披露しました

エコ反プロジェクト

☆中能登町と連携!エコ反プロジェクト
(2019年度全学科学年)

石川県中能登町は古くから繊維産業が栄え、世界有数の産地でもあります。地方創生事業の一環で、中能登町に繊維産業の活性化を図るために地元の事業者らで結成された「テクシる」様から、資源の有効活用を目的として、生産過程で生まれたキズや染ムラのある、市場には出回らない布を学生に提供していただきました。いただいた布は、本校の卒業進級作品での制作などに活用し、多くの作品が出来上がりました。